‘WDHA’ タグのついている投稿

WHDAレギュラーミーティング#004いってきました

2008 年 6 月 27 日 金曜日

6/21にWDHAレギュラーミーティング#004が開催されました。前回に引き続き、また発表をさせてもらいました。

  • ワークショップ+座談会+和室これ最強
  • 懇親会への会場移動がないと発表中のテンションのまま話せて盛り上がる
  • 今後は学校や他コミュニティと合同で開催してみる

第1部は私で「UI設計の基礎トレ」と題して発表しました。ここのところ「自覚的デザインシリーズ」と称してUIについて当たり前と思っていることを自分なりに考えてみているのですが、現段階での結論についてと、まだブログ上では踏み込んでいないところについても話しました。
IWDDで話した内容とフィードバックを交えつつですが、各UIの実例のラベルづけをもう少し考えたいなと思うところ。

また、SKK情報ビジネス専門学校から参加されていた方から、「学生相手にやってみない?」とのお声。WEBデザインやプログラマ向けのコースの授業でと。であれば尚更、このスライドは練りこんでいく必要がありますね。

というわけでSlideShare初体験。やっぱりいいですねこのサービス。(スライド下のViewのリンク先からダウンロードできます)

スライドでの発表後に、この内容を踏まえてワークショップ形式でサイトデザインをしました。流れとしては、

  1. 要件説明。今回はWDHAのサイトをデザインすると仮定。
  2. WDHAのサイトに最も重要だと思うことを、コンテンツ・機能・ビジュアルについてそれぞれ1行で書く
  3. ワイヤーフレームを書く
  4. 自分のデザインの根拠を3行で書く
  5. グループ分け(2つ)
  6. グループ内でそれぞれの意見を持ち寄ってデザイン
  7. お互いにプレゼンする

実は最初の要件で大きな縛りを設けていました。予算がないので1ページに収める。無茶苦茶かもしれませんが、そのぐらいの制約があった方が良いアイディアも出るというものです。
そんな制約お構いなしにビジュアル重視で作りこむグループと制約を守って機能重視で作りこむグループと対照的な結果になったのは良かったと思います。

ビジュアル重視のグループは、アンカーリンクで1ページに収める手法をとり、アンカーリンク移動の煩わしさを船のイカリが下りていく動きになぞらえることで移動の様子に意味を持たせようとアプローチ。
機能重視のグループはAjaxによってページ遷移をなくすることで、1ページに収めたように見せかける手法を取っていました。

それぞれの成果物とメンバ構成を見てわかったのは、プログラマの存在でアプローチが変わってくるようです。プログラマが入ると、どっかでCGIが動いていることが前提になっているように見受けられます。
WDHAは業種が割とWEBデザイナ多めに偏っているので、制約を練りこんで、わざと偏ったメンバでワークショップを行った方が、おもしろい成果が出そうです。

第2部はOQUGAR-DESIGNさんによるWordPress入門でした。実際のソースを交えながら、テンプレートの使い方や実際に使った時のはまり所などについて。
個人的にWordPressは非常によくできてるなと思いますし、いざとなったらPHPでゴリゴリしちゃえばいいし(邪道)という逃げ道があるので好きです。

あとはOQUGARさんから、うまく動かないのですがこれはどう書けば?という話が出たので、その場で修正。無料です。

会の最後に、今後のWDHAの方向性について話していたのですが、県内の専門学校などを開催場所にして、学生を交えつつやってみるとか、岩手・秋田と合同でやってみるか?とか、活動範囲が広がっていきそうです。
実は東北という単位でみると、こういったコミュニティが多いのだとか。コミュニティを越えて設計合宿やったりして、自分たちで何かサービスを立ち上げたりするところまで行きたいというのは個人的に考えているところです。

話は変わりますが、Ruby勉強会@青森を開催しよう!ということで水面下で進行中です。
RubyKaigi2008やRejectKaigi2008が開催され盛り上がりを見せているRubyですが、青森にもその波が。業務でRubyもRailsも使っている者として、新たな出会いや情報がありそうで楽しみです。

といいつつ、Google App EngineでDjangoにひかれてて、とりあえず仮サービス立ち上げたいし、そっちもいいよなとか思ったり。勉強したいことが溢れるほどあるというのは幸せなことですね。

WDHAレギュラーミーティング#003いってきました その2

2008 年 5 月 21 日 水曜日

その1はこちら

前回はその1ということで、自分が担当した第1部についてでした。今回は第2部についてです。
第2部は「サイト考察的WEBマーケティング術」というテーマでした。

要約としては、WEBサイト製作プロセスにマーケティングの世界では基本とされている法則を取り入れて、サイトコンセプト設定や企画・設計の足掛かりとするという内容です。また、サイトパターンをカテゴライズして、それぞれについて考慮すべきポイントを具体的にあげていました。

個人的には「ABC分析」しか単語を知らなかったのですが・・・それはそれとして、「50の質問」というのもおもしろかったですね。マーケティングを通じて、あなたはどういう仕事のしかたをしていますか?という自己分析を勧める内容が興味深いところでした。他に個人的になるほどと思ったのは、

  1. マーケティングの法則は「公理」である
  2. 各法則の内容はシステム設計の考慮すべきことと本質は一緒

1.について話を伺ったのですが、マーケティングの世界は、統計学などを利用して導き出された法則なのだろうと思っていたら、天下り的に「そういうもんだ」と言われている法則が多いのだそうです。そもそも、提唱者がそういうアプローチで広めているのだとか。

システム設計者のアプローチは「定理」というか、要件という各条件から毎回のように結論を導き出すことが仕事のひとつだと思っているので、経験則的に裏付けをとれる、結論を予測できるというのならまだしも・・・なんで?と思った場合には後付けで根拠をとっていくのですかね。勉強不足です。

2.は自分の解釈だとデザインパターンとしての存在価値があると思いました。
自分たちが設計するときに考えていることを、「マーケティング」という切り口で進めると、こういう言葉で説明するんだなと。

各マーケティングの法則は、結局はユーザビリティやページフロー、視線誘導まで落とし込むための足掛かりであって、それに法則という形で呼び名があれば、クライアントへの説明の材料となり、製作指針として容易に共有できると思います。共通ラベルがあるというのは、意思疎通をはかるには確かに便利ですし。

マーケティングそのものというより、自分の中に体系だってある、システム設計における原理や経験則をマーケティングという考え方とマッピングさせれば、また新しい結論やアイディアが生まれそうなので興味が持てました。どういう本がいいんでしょうね?最初の1冊って大事です。

そんなこんなで、WDHAは無事に終わりました。渾身会(このネーミング好きです)では、WDHAの今後の方向性や、見積もりの考え方といった具体的な話まで出たり、楽しいものでした。
WDHAはもともと、岩手で毎月第2土曜に開催されている、IWDDに倣う形で始まったそうで。今度はそちらにも行ってみたい・・・発表したいネタはまだまだあるので、今後もWDHA盛り上げていきたいところです。

その1はこちら

WDHAレギュラーミーティング#003いってきました その1

2008 年 5 月 19 日 月曜日

WDHAレギュラーミーティング#003が無事に終了しました。

第1部を私が担当し、第2部はdct-designの蝦名さんが担当されました。
私のテーマは「実学 現場のワークフロー」ということで、いわゆるクライアントとデザイナ、プログラマとデザイナが製作過程において、すれ違う理由というところにフォーカスをあてつつ話させてもらいました。

座談会のように気軽な意見交換を目指したのですが、私の進行が走ってしまったがために・・・。次回に課題を残しつつも、現場の生の声を引き出すという目論見は達成できたので、その中で出たトピックを1つ上げます。

  • デザイナとプログラマの役割はどこで線引きをするのか?

デザイナとプログラマの分業を進めるためにも、ペーパープロトタイピングなどを利用して情報共有を視覚化していく方がいいという意見を出したところ、上記のような質問が出ました。
質問された方は、元々コーダとしてスタートし、実装からのアプローチをしていくので、チームで製作する場合に営業やデザイナとの擦れ違い、イメージのずれが発生しがちだとのこと。

私はプログラマの立場からでしたが、線引きはないと話しました。
分業化が当然になっている現状と矛盾すると思うかもしれませんが、あくまで得意分野を生かすように分担するのであって、責任範囲を狭める意味ではないと考えています。
プログラマという立場であっても、あくまで要件を、ユーザの欲求を満たすサービスを実現するためですから、レイアウトだけでなく、配色から何から、ありとあらゆる要素に口を出しますし、一緒に考えますよ。自分たちの得意分野から解決策を提示していきますよ。というのが私にとっての分業です。

私の場合、案件の区切りがあるごとに反省会を行ったり、クライアントとの打ち合わせ後は、作業的な話だけでなく、クライアントがどういう方だったか、それを踏まえて今後の出方を話し合うのが当たり前になっています。それに対し、質問された方は、作業に関する事務的なやり取りが中心になっているとか。

詰まる所、技術力はどれほど高くとも、日頃から情報共有をする土台、率直に意見交換できる信頼関係に基づいたコミュニケーションなくしては、製作は立ち行かなくなる。ということなのでしょう。
「デザインする」というと、ユーザに対してどのように情報を伝えるか?という外的な視点で考えがちになりますが、ワークフローという視点から考えれば、クライアントと製作側、または製作者の間といった内的な視点で、コミュニケーション方法、製作プロセスのデザインを同時に考えていくことも更に必要になると思いました。

その2へ続く