今年一番ヒットだったツールは「TaskPaper」
2013.12 01

今年もアドベントカレンダーの季節がやってきました。Aomori Web Advent Calendar 2013 として、昨年に引き続き青森県内もしくは青森と縁のある方々が企画に参加してくださっています。今年のテーマは昨年と同様「今年一番ヒットだったツール」です。

Aomori Web Advent Calendar 2013の一番手です。私は今年とにかく使い込んだツール、TaskPaperを紹介したいと思います。

TaskPaper便利すぎ・・・

TaskPaperは、シンプルなTODO管理ツールとしてMac、iPhone、iPadで利用できます。ですが、TODO管理だけではもったいないぐらいに便利で、こいつがないとやってられない!というぐらい私には必需品になっています。今はマークダウンでドキュメント管理したり、多様化した時期をすぎて、シンプルな記法や管理方法に落ち着く人が見渡していて多いと感じています。TaskPaperで気に入っているのは、以下の点です。

  • Dropboxで複数間デバイスの同期ができる
  • ショートカットがほどよくて、エディタとしてがしがし書ける
  • 後から書いたことを探せる
  • ついでにTODO管理ができる

管理のこつは1プロジェクト1ファイル

色々と使い方を探ってきた中で、1つのプロジェクト(公私問わず)に対して1つのTaskPaperファイルを作るのが一番しっくりきています。TaskPaperで作成したファイルは、「.taskpaper」形式のファイルとして保存されます。中身を見ると、インデントや記号を活用したシンプルなもので、なるほど!と思いました。

例えば仕事の場合、私はひとつの案件もしくはクライアントで1つのTaskPaperファイルを作っておきます。そこには議事録や仕様やメモなど、なんでも全部いれます。Evernoteでそういう風にやろうとしたときもあったのですが、行入れ替えといったエディタとしての機能やファイル内での検索を考えるとEvernoteの機能では合いません。スキャンデータや画像、静的ドキュメントはEvernoteにプロジェクト用のノートブックをひとつ用意して、やはりそこに全部ほうりこんでいます。つまり、TaskPaperファイルとEvernoteノートブックを見れば、そのプロジェクトに関しての記録は全部いつでも振り返られる状態にしています。見る場所が少なく、特定されているというのは後から探すことがとても楽ですね。

もうひとつ、1プロジェクト1ファイルにする理由は、TaskPaperはタスクバー上に表示されるTaskPaperアイコンから、いつでも他のドキュメントを選択できるからです。1プロジェクト1ファイルだと、その行き来がしやすくなりますし、見通しが良いというメリットがあります。

TaskPaperの構成は「Project」「Note」「Task」「Tag」

Screenshot taskpaper

TaskPaperは上記4つで構成されていて、それぞれショートカットキーで入力できます。

最重要項目Project(command + option + Enter)

Projectの使い方で、TaskPaperの使いやすさは大きく変わってきます。Projectはアウトラインエディタにおける見出しみたいなものをイメージしてもらうと良いと思います。入れ子にしていくこともできるので、見出しレベル1 > 見出しレベル2 > 見出しレベル3 とtabでインデントさせると、アウトラインとして見渡しやすくなります。command + shift + M で全体の様子を見せるサイドバーが表示されます。また、command + ]で、現在カーソルがあるProjectのみに絞り込んで表示できます。

補足にはNote(control + Enter)

個人的に使用頻度がそう高くないのですが、何か補足事項をいれておきたいときに使っています。

基本は1項目1Task(command + Enter)

1項目1Taskとして、がしがし必要事項を書いていきます。もちろんTaskもインデントで入れ子にできますので、箇条書きにしていきます。議事録の場合は、Projectで絞り込んで表示されているTaskを、そのままPDF化して共有しています。

Tagで絞り込みを効率化

最初に登録されているTagは@doneというものです。command + Dで最初から割り当てられていて、これを実行するとTaskに打ち消し線が入ります。すでに完了したこと、状況が変わってなくなった事項は、消去せずに@doneのTagをつけておきます。すると、時系列がのこっていくので振り返りに便利でした。

TaskPaper = アウトラインエディタ + TODO管理 + ロギング

TaskPaperはアウトラインと箇条書きで思考や情報を整理する人には、TODO管理を超えてかなり便利に感じるんじゃないかと思っています。もちろん苦手な部分もあります(添付ファイルとか視覚的なことは無理)ので、やはりツール選びだけじゃなくて、その運用の仕方や思考法が合ってるかも一緒に考える必要はあります。

TaskPaperいかがでしょうか?テキストベースでの操作に慣れている人は、少し触ってみるだけで、「あー、なるほどね」と納得できるかと思います。

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Sublime Text 2 + MAMP + Xdebug でPHPデバッグをする方法
2012.12 18

Sublime Text 2(以下、ST2)がすっかりメインエディタに定着したのですが、デバッグ環境が未整理でした。そういえば・・・と思って探してみると、やはりプラグインがありました。ST2とMAMPによるPHPデバッグ環境の導入方法を解説します。

MAMPのphp.iniに設定を追加する

MAMPを使用している場合、私はPROなのでファイルメニュー -> テンプレートを編集 から編集できますが、PROでない場合はphp.iniを直接開いての編集となります。各phpバージョンごとに設定が必要なので、利用環境に合わせて設定を追加していきます。例えば以下。zend_extensionの部分はコメントアウトされているだけなので、行頭のセミコロンを削除でOKです。

[xdebug]
zend_extension=“/Applications/MAMP/bin/php/php5.3.14/lib/php/extensions/no-debug-non-zts–20090626/xdebug.so”
xdebug.remote_enable=On
xdebug.remote_host=“localhost”
xdebug.remote_port=9000
xdebug.remote_handler=“dbgp”
xdebug.remote_autostart=Off
xdebug.profiler_enable = On
xdebug.profiler_dir = “/Applications/MAMP/tmp/php5.3.14/xdebug/”
xdebug.collect_vars=on
xdebug.collect_params=4
xdebug.dump_globals=on
xdebug.dump.GET=*
xdebug.dump.POST=*
xdebug.show_local_vars=on

SublimeXdebugを追加する

SublimeXdebugというXdebugクライアントのプラグインがあります。実行すると、ST2上にXdebugによるPHPデバッグメニューとデバッグ状況を表示する分割ウィンドウを表示します。

.sublime-projectファイルに設定を追加する

ST2のプロジェクトとして保存している場合は、以下の様な設定を追加します。例えばWordPressを利用時にwpフォルダを作っている場合は、http://your.web.server/wpと記述します。


{
    "folders":
    [
        {
            "path": "..."
        },
    ],

    "settings": {
        "xdebug": { "url": "http://your.web.server" }
    }
}

ブレークポイントを指定する

ST2上で止めたい処理の行で Shift + F8 を押し、Add/Remove Breakpoint を実行します。すると行番号の左に●が表示されます。デバッグ実行時に該当する行まで処理がくるとストップして、そこの部分で現在の変数はどうなっているか?といった情報を確認できます。

デバッグを開始する

Shift + F8 でクイックメニューが表示されます。Run Debugging
選択するとデバッグを開始できます。
メニューからデバッグを開始すると、http://your.web.server?XDEBUG_SESSION_START=sublime.xdebugというURLで規定ブラウザ上にページが表示されます。URLは先ほどの.sublime-projectで指定した値です。

注意しなければいけないのは、セッションキーとしてURLに XDEBUG_SESSION_START=sublime.xdebug という値が追加されていることです。デバッガにXdebug使ってるよーと通知するための値です。デバッガのメニューから Rub debugging を実行した場合に自動で追加されますが、表示されたページ上でPOSTや別ページへのリンクにジャンプしようとした時は、その値がクリアされるので注意が必要です。
Chromeエクステンション Xdebug helper の設定でもセッションキーを指定するので、使用する場合には忘れずに。

ショートカットで効率良くデバッグ

ごく基本的なステップ実行によるデバッグをショートカットで実行できます。プラグインのページにもありますが、よく使うものとしては以下でしょうか。

  • Ctrl + Shift + F5: 次のブレークポイントまで実行
  • Ctrl + Shift + F6: ステップオーバー(次の行へ)

Xdebugでリモートデバッグとなると、Eclipse PDTやNetbeansを使っている例が多数ですし、見やすさや使いやすさは一歩譲りますが、軽量なSublime Text 2でもできるようになるのは嬉しいですね。

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2011年お世話になり2012年もきっと活躍するMacアプリ30!
2012.01 01

2011年、SandyBridge搭載のMacbook Airを入手しました。Macbook(2008 Early)を使った時とは比べ物にならない快適さでメイン開発環境の座はMacに。そこで、乗り換え後お世話になっているアプリをまとめました。実はここに載せていないヘビーに使っているアプリもありますが、本エントリーではMac専用アプリのみに絞っています。

開発

iTerm2

ITerm

Mac標準のターミナルよりも高機能かつ、複数ウィンドウの分割に対応しています。

SourceTree

SoureTree

GUIベースのGitとMercurialクライアント。基本操作はもちろんですが、diffやlogを視覚的に把握できるのは非常に便利です。もちろんCUIからの操作が基本となるでしょうから使い分けが重要かと思います。

SecuriSSH

SecuriSSH

TeraTermMenuのようにタスクバーからSSH接続できるアプリを探していてこれにしました。特に設定不要でDropbox上に各種設定を保存してくれるので、複数端末での利用にも便利です。

MAMP PRO

Mamp pro

Apahce+PHP+MySQLの開発環境といえばこれです。環境を汚さずに利用できますし、phpMyAdminも使えるようになります。hostsファイルの変更やApacheのvhostsを手動で変更したりとプロジェクトを増やすたびに設定ファイルを変更するのは手間です。WindowsのXAMPPよりも手軽に扱えるのがいいですね。

CotEditor

CotEditor

私の場合はSQL、CSV、XMLといった開発向けのファイルを扱うことが中心です。テキストエディタは数あれど、正確な文字エンコーディングの認識や多くのカラーフォーマット、大きいサイズのファイルを軽く扱えることが重要です。そういう点でCotEditorはUIがシンプルで扱いやすい点が特長だと思います。個人的にはタブ表示も欲しいところですが、クリティカルな要素ではないので必要十分だと思います。

Omnigraffle Professional

OmniGrafflePro

Windows環境ではVisioでERDやユースケース、シーケンス図といったドキュメントを作成していました。その代替として選びましたが、かなり高機能かつステンシルが豊富なので、まだまだ使いこなしきれていません。なかなか高価なアプリではありますが、ProだとVisioファイルも編集できるのは乗り換え組としては非常に嬉しいですね。

デザイン

Skitch

Skitch

スクリーンショットを加工できるアプリですが、矢印やテキストの注釈を直感的な操作で入れられ、デフォルトのデザインも素敵なアプリです。多くのブログでも使われているのを見受けられます。Evernoteに買収され今後がますます期待できるアプリです。

Collage Maker

CollageMaker

手軽にコラージュを作成できるツールです。起動時にグリッド形式の他にフリーやハートといった自由な配置も選べます。余白や画像サイズなどが簡単に変更できますし、画像をドラッグ・アンド・ドロップするだけで移動したり、ボタン1つでシャッフルもできます。1つ1つの画像位置を調整することもできるので、手軽な操作にもかかわらず高機能です。

Photo Effect Studio

PhotoEffectStudioPro

Instagramなど、写真のフィルタセットが浸透し、誰でも手軽にプロっぽかったり幻想的な写真を作れるようになってきました。同名のアプリがiPhone、iPad対応として存在しており、そのMac版ということになります。フィルタの豊富さはもちろん、操作の手軽さも魅力です。フィルタ適用前との比較やflickrアップロードなど機能も充実しています。

I/O

Reeder

Reeder

iPhone、iPadでもGoogleリーダークライアントとして有名です。そのUIの美しさや使いやすさはもちろんですが、特筆すべきはショートカットキーとジェスチャーのカスタマイズです。特にジェスチャーに対応したおかげでトラックパッドに片手を置いたまま読み進められるし、Instapaperなどに放り込めるのは素晴らしいです。

MindNode Pro

MindNodePro

マインドマップツールはかなりの数があります。私がこれを選んだのは、操作と結果が直感的であること、ノードに添付できるデータが豊富。遠目から俯瞰した場合に一番見やすい。という理由です。意外に大事なのは全体を俯瞰した時の見やすさだというのが使ってみて思った子です。iPadアプリもあるので、Dropbox経由で同期したりできるのもいいですね。クロスプラットフォームな他ツールも検討しましたが、やはりこれかなと。

Twitter

Twitter
TweetieがTwitterに買収され、公式クライアントと無料配布されるようになりました。軽快な動作と複数アカウント管理など機能も充実しています。キーボード操作も不満なく、MacのデスクトップTwitterクライアントとしてはこれが一番かなと思います。

Byword

Byword
フルスクリーンモードに対応したマークダウンエディタです。同じジャンルではIA Writerもありますが、両方使って比較した所こちらのほうが操作性や設定周りで自分の好みに合いました。IA WriterはiPadアプリもあり、iCloudで同期できるので環境によってはそちらが良い人もいるでしょうね。

ユーティリティ

Alfred

Alfred
ランチャーなんてSpotlightあるから別にいらないんじゃ?と思ってましたが浅はかでした。キーボードで完結できる操作環境はもちろんですが、ショートワードで検索対象を指定できたりAppleScriptと連動させたりと強力なカスタマイズ性を持っています。競合アプリもありますが、日本語に対応しているのでストレスがないのが良いところ。

Parallels Desktop

Parallels
仮想環境といえばこれかVMWare Fusionか、といった所でしょうか。Windows環境を仮想で使用していますがMBAの速度とLionのフルスクリーンモード対応のおかげで非常に快適な動作速度となっています。キーボード設定だけ気をつける必要がありますが、Windows環境とMac環境を仮想的に共有ディレクトリでつなぐことでファイル移動もスムーズです。ユニークなのはWindowsアプリケーションをMacアプリケーションのように呼び出せる所。Windows専用ファイルであっても、そちらで勝手に開くようにも出来ます。

1Password

1Password
パスワード管理ツールの定番ですね。マスターパスワードさえ覚えておけば、複数アカウントのパスワードを覚える必要がなく、共通パスワードの脆弱性も無くなります。Dropbox同期に対応しているので複数マシンの共有もばっちりです。各ブラウザのプラグインとしてインストールできますし、iPhoneにも対応しており非常にパスワード管理が楽になりました。

WinArchiver Lite

WinArchiverLite
Windowsユーザーにファイルをそのまま圧縮して送ると文字化けしてしまいますし、隠しファイルであるDS_Storeまで送られてしまいます。圧縮したいファイルをこのアプリにドロップすることで不要ファイルをなくしつつ、文字化けを解消できます。暗号化zipにも対応していますのでWindowsユーザーとのファイルやり取りには必須です。

BetterSnapTool

BetterSnapTool
Windows7で実装された、デスクトップの端にウィンドウを合わせるとリサイズされるAero SnapをMacで再現したアプリです。キーボードショートカットも対応しており、フルスクリーンモードではなく画面一杯の最大化や左右分割、4分割といったウィンドウの分割を手軽に行なってくれます。競合としてMoomもありますが、こちらは低価格化つシンプルですね。

AppZapper

AppZapper
アンインストーラーの定番といえばAppCleanerでしょうか。あえて有料のこちらを使用している理由ですが、操作やアンインストール対象の分類がわかりやすいのはもちろんですが、アンインストール実行時の「ズキューン!」という効果音がいかにもって感じで好きです。

ImageOptim

ImageOptim
画像を多用したWebサイトが当たり前になっていますが、重い画像は閲覧ストレスを増やすばかりです。このアプリは品質を保持したまま30%から50%のサイズ縮小をしてくれるので、画像を使う時は必ずこのアプリを通すだけで違ってくると思います。

MemorySweeperPro

MemorySweeperPro
MBAにしてからSSDのおかげでスワップを感じることはないのですが、それでも画像編集や一通り重い作業をやった後はメモリをかなり食ってしまいます。メモリ解放アプリはたくさんありますが、ツールバーからすぐ操作できつつも余計な情報を出さず操作が完結となると、このアプリが良かったですね。

Xmarks for Safari

XmarksSafari
一度はサービス停止まで追い込まれたXmarksですが見事に復活しました。複数OS、複数ブラウザでブックマークを同期したい場合はこのアプリが欠かせません。月額料を支払えばiPhone上でも同様に同期できるようになります。そちらはiCloudがあるので気にはなりませんがiCloudとXmarksでストレスフリーなブックマーク管理ができるようになります。

QuickSynergy

QuickSynergy
Synergyというオープンソースの仮想画面共有ツールがあります。複数のマシン間でキーボードとマウスを共有して使用する場合は非常に便利です。Synergyの設定アプリは他にも色々とあるのですが、直感的じゃなかったり動作が不安定だったりする中、このアプリはスムーズに使い始めることが出来ました。

Magican

Magican
システム最適化ツールです。使われていない不要ファイルの削除などをしてくれるので、思っているよりも容量が空いたりするのでSSD環境としては嬉しい限り。ディスク利用状況は温度などハードウェアの監視のほか、ファイラーがついていたりと随分と多機能です。

OnyX

OnyX
こちらもシステム最適化ツールですがOS設定すら変更することができます。使わない機能をオフにするなど、環境設定を細かく変えたい場合にも便利です。

TotalFinder

TotalFinder
Finderを拡張するアプリ。タブ表示が可能になり、タブをダブルクリックすると連結して比較操作できるようになります。BetterSnapToolで左右に並べても同じようにはできますが、ウィンドウが散らかりますし、個人的にはとても便利だと感じています。

MPlayerX

MPlayerX
様々な動画再生ができるだけでなく、複数のファイルをほうっておいても連続再生してくれる機能が特に重宝します。

HandBrake

HandBrake
リッピングツールとしてだけでなく、エンコーディングアプリとしても優秀です。キュー機能をもっているので、変換したいファイルを放り込んで実行すれば放っておいてもいいので助かります。

iPhoto Library Manager

IPhotoLibraryManager
Mac mini ホームサーバー化まとめ 運用編でも紹介したアプリですが、複数のiPhotoライブラリをマージするために使用しました。1回きりの使用ではありましたが、マシン買い替えやインフラの見直しでまた登場する可能性はあります。これがなければ時間がいくらあっても足りない作業が発生していたので、非常にお世話になったといえます。

Miro Video Converter

MiroVideoConverter
シンプルな機能で多彩なエンコーディングをサポートしている動画変換ツールです。無料とは思えない便利さです。一括変換などはできませんが、スマートフォンやタブレット、携帯ゲーム機などに動画を持ち込みたい場合に特に重宝すると思います。

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Mac mini ホームサーバー化まとめ 運用編
2011.10 27

インフラを構築したら、データ移行です。運用方法もあわせて考えていきます。

まずはiPhotoのデータ移行

MacbookとMacbook Airに分散していた写真と動画をMac miniに移行する。iPhotoで管理していたものは、以下のとおり。

  • コンデジ、デジタル一眼レフで撮影した写真
  • iPhone、iPodで撮影した写真と動画
  • イベントなどで友人から提供してもらった写真

Thunderboltと無線LANでMac miniにデータ移動

Macbook AirはThunderbolt対応なので、予め購入しておいたケーブルでiPhotoライブラリを移動。100GB近いデータが30分もかからないという、ありがたい速度。Macbookも同様のサイズのデータをこちらは無線LANで。数時間かかるが、これは寝てる間にしかける。データ移行だけで1日がつぶれるのは痛い。

iPhoto Library Managerでライブラリを統合

iPhotoライブラリの統合方法は各所で紹介されており、最初は手動でやってみたがアルバムやスライドショーの移行など、思うようにできず試行錯誤すること1時間。まだまだかかるなと思いiPhoto Library Managerを購入することに。Macbook側にあった完全なライブラリに、Macbook Air側の差分データを取り込むことができた。多少の重複データがあったが、これは元々の管理の問題もあるので、後から整理することに。

惜しむらくはスマートアルバムがiPhoto Library Managerによる統合だと通常のアルバムとして移行されてしまうこと。スマートアルバム自体の数が大したことがなかったので、手動リカバリできるレベルだが、少し残念。

iTunesのデータ移行

メディアファイルをそれまでの母艦だったWindowsマシンから無線LANで移行。これも時間がかかる。忘れてはいけないのが、iTunes Music Library.xmlの移動。これで元々のライブラリ状態をそのまま復元できる。

それと、リビングに置いてあるiOSデバイスをWi-Fi同期できるようにしておく。写真や動画の反映も手軽になる。

作業場所を自由にできるリモートコントロール

作業をするにあたって、TVの前に張り付いているのもしんどいので、リモートコントロールでMacbook Airから作業できるように共有設定をいじる。リモートコントロールを使えば、好きな場所からMac miniにアクセスして作業できる。Macbook AirとMacbookそれぞれに設定。一応、誰でもではなく、私と妻用のユーザを用意して、それぞれのアカウントでアクセスできるようにしておく。

使わない時間帯はスリープにする

ホームサーバーであれば、24時間稼働である必要はあまりない。自動スリープの他に、使わない時間帯はスリープするように設定。ここでのポイントはリモートアクセスでスリープ解除できるようにしておくこと。リモートコントロールしたい時に好きなマシンからスリープ解除できるので、困ることはない。

データのインプットはMac miniで、日々のアウトプットは個人マシンで

Mac miniでは基本的にiPhotoとiTunesは起動しっぱなしにして、ライブラリを共有しておく。SDカードからの取り込みはMac mini側で行い、例えばFacebookやTwitter、mixiで写真を使いたい場合は、個人マシンのライブラリにコピーしてから行う。一見して手間に見えるが、写真加工ツールやアカウント、ブラウザの状態は個人の環境に合わせた方が効率的だし、必要に応じてコピーすることは作業履歴そのものになる。

妻はiPhoto + Photoshopだし、私はAperture + Photoshop Elements + Skitch となるとサーバーはあくまでデータセンターに特化して、アウトプットは個人でという運用が合っていると思う。動画のエンコーディングやFlickrのアップロードといった重い処理、時間がかかる処理はサーバーに任せておくようにすれば個人マシンのリソースは占有しない。

データ共有の手段は複数用意する

AirDropで済ませたいところだけど、Wi-Fi環境のみだし、MacbookはLeopardで運用している。となると、データ共有手段はマシン環境やネットワーク環境にとらわれず手段をたくさん用意したほうが良い。iCloudはサーバー側にはほぼ不要。先述の通り、個人マシンの環境であって責任範囲を曖昧にしない方が良い。カレンダーぐらいは同期してもいいのかも。

  • Dropboxで家族共有用のフォルダを用意する
  • Pogoplugで各種メディアにリモートアクセスできるようにしておく
  • 各ユーザ、サーバのホームディレクトリを共有しておく
  • 有線プリンタ、外付けDVDドライブをつないで共有しておく

ちなみに省電力のスクリーンショットなどは画面共有したMac mini上で撮影したものをAirDropで転送している。

iOSデバイスをリモコン化する

毎度Macbook AirやMacbookを取り出すのは面倒だけれど、iPhone・iPod・iPadは持ち歩いているかリビングに置きっぱなし。ならば、どのデバイスからでも操作できるようにしておきたい。Magic Trackpadでもいいのだろうけど、文字入力ができない(ソフトウェアキーボードはたるい)、片手操作しづらいというのがネック。というわけでMobile Mouse Proを導入。サーバーアプリもMac mini側にインストールしておく。ただ、リモートアクセスでのスリープ解除はできないので注意が必要。

一応、無線キーボードとMagic Trackpadも用意してあるので、いざとなればそちらで操作できる。主にスリープ解除か今日の撮影成果をスライドショーにして眺めたり、夫婦でブラウジングして調べ物の時などに出番が来る。ダラダラつ使う分にはiOSデバイスからが良い。

今後の方針

運用方法の説明も妻にはしたが、操作の敷居は高い。義母やもう少し大きくなった娘も操作できるような手軽さを実現できれば理想的なので、まだ改善の余地はある。

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Mac mini ホームサーバー化まとめ インフラ編
2011.10 25

娘の写真などを始め、家族でデータ共有するということが増えてきました。これまではパーソナルデバイスが前提で、必要に応じて共有ということをしていましたが、容量や作業効率の問題で見直すことにしました。

写真がきっかけ

娘を撮影したくて、以前から欲しかったデジタル一眼レフを購入。バシバシとりはじめると、とたんに妻のPC容量が限界に。私からのお下がり、Macbook 2008 Earlyの容量は160GB、さすがに心もとない。基本的に娘の写真は妻のPCに保存していたが、自分が触るときもある。それまでメインだった自作Winマシンにもバックアップとして写真を取り込んでいたが、塩漬けの状態。無駄だ。音楽も車用iPodに同期する程度で他に使っていない。もったいない。

ホコリをかぶっていたプリンタ

Macbook Airのキャッシュバックキャンペーンで無線プリンタを購入するが、背面給紙ができなかったりと仕事用にはOKなんだけど、家族で使うにはちょっと・・・Canonの有線プリンタをどうにかできないものかと放置し続けて、これもまた非常にもったいない。

家族で見るデバイスとしてTVは優秀

家族とリビングにいてPCを取り出すと、その瞬間からどうしてもパーソナル空間になってまう。同じ空間で共有するとなると、やはりTVのような大画面が最適。写真・動画・音楽といった要素を楽しむには、良い方法のひとつだと思う。

共有と固有を整理する

各デバイスやデータの性質をわけると、おおまかに共有と固有に別れる。本当はiCloudやリモートコントロールという要素もあるし、DropboxやEvernote、FlickrといったWebサービス連携もある。

共有デバイス

カメラ、有線プリンタ、無線プリンタ、iPad、iPod

固有デバイス

Macbook Air、Macbook、自作PC、iPhone

Mac miniのServerモデルがホームサーバーに向いている理由

  • クアッドコアでメモリ最大8GB
  • 静音、低電力に優れている(85W)
  • エンコーディングやアップロードを仕掛けておける
  • HDD2基(7200rpmの500GB * 2)でバックアップドライブが標準内蔵
  • いざとなれば自分でHDD差し替えもできる
  • 通常モデルでHDDと増設キットを買い足すとServerモデルとほぼ同額
  • 無線で使えて省スペース
  • HDMI接続できる

キーは可能な限り無線化すること

次回以降で運用に関してまとめる予定。運用に向けてポイントになるのは無線化。有線プリンタがあるものの、それ以外はすべて無線。時間の過ごしかた、その場所は様々。それを考えると、無線LANの存在は必須。

家庭での運用やインフラを知る機会はあまりない。そしてデバイスやコンテンツがパーソナライズしていく中で、家族が増えたりでもなければ、こういうインフラの見直しもなかったかもしれないし、テレビというデバイスの捉え方も違ったと思う。次回は、データ移行や運用設計などについてまとめてみる。

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VMWare上のWindowsをParallelsへ移行
2011.09 15

Parallels Desktop 7が発売されました。試用版を試したところ、操作性が快適かつSSDによる速度向上と相まって非常に快適だったので購入を決意しました。

移行前の環境をおさらい

  • 母艦はWindows7
  • 母艦のVMWareでWindows XPを動かしている(Adobeのグラフィックツール、Office)
  • 現在のメインマシンはMacbook Air 2011 Mid

VMWare上のXPでAdobe製品を動かしたりと複雑なことをしているのは、母艦を64bitに移行した当時、Adobe CS3が64bit未対応だったためで、苦肉の策。決して速度的には良好ではなかったのと、たとえ仮想環境上とはいえPhotoshopとIllustratorを使わなくてはいけない機会があった(グラフィックデザイナーさんとのやり取り)ので、パフォーマンス向上が著しいParallelsが気になり、試用版で検証することに。

仮想環境からネットワーク経由の直接移行は失敗

Macの移行アシスタントツールと同じ要領でParallelsも移行可能。まずはネットワーク経由が手軽だろうと思い、母艦でVMWareを起動し、Parallels Transporter Agent for Windowsをインストール。Macbook AirでParallelsを起動。

移行ウィザード

しかし、VMWare上のWIndowsを検出しない。NAT接続だったのをブリッジ接続にするも状況は変わらず。検証するのも時間がかかりそうだったので、外部記憶装置に保存することに。母艦の共有ディレクトリに保存。容量15GBで2時間。

移行ウィザードで外部記憶装置を選択

ディスク上からの移行はあっさり成功

ディスク上からの移行はトラブルはなし。Macbook Air上のディレクトリへ仮想環境からの移行ファイルを保存。あとは移行先でもあるMacbook AirのParallelsで取り込んで終了。各種ツールもインストールされる。Macアプリの一部の様に統合することもできるが、極力、環境を汚したくなかったのでPCモードで別ウィンドウを採用。

パフォーマンスはかなり良好

割当てたメモリは1GBでCPU1コアだが、やはりSSDの恩恵はすさまじく、かなり快適に利用できる。この時点で購入を決意。ライセンスキーでアクティベートするのみなので、これといった問題はなし。Lionのフルスクリーン環境での作業は非常に快適。ますます使い勝手が向上して満足。

2011.09.30まで発売記念キャンペーン中

特別価格20%OFFで購入可能。移行の簡単さを考えると、母艦をiMacに変更したとしても、手軽に移行を期待できる。

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マークダウンのススメ
2011.09 10

ブログエディタとして、Macユーザーであればecto3やMarsEditを使用している人も多いはずです。私の場合は、思いついたことを「Draft」というEvernoteのノートブックに保存するという運用でした。Evernoteでは、ある程度の装飾は可能ですし、エクスポートもできるのですが、エディタとしての機能はそこそこであることが悩みです。

エディタは自由に選びたい

文章を書くときに思うのは、エディタは自由にしたい。特にブログにアップするような、それなりの量の文章であればなおさら。画像だって使うし。コーディングに使うエディタと文章を書くために使うエディタに求める機能は、私の場合は別物だ。今はいろいろと文章を書くための環境を模索中だ。

EvernoteのWindwos版ではインポートフォルダという機能で、ローカルのファイルをEvernoteに同期させることが可能だ。Mac版は未対応だが、そのうちにアップデートされる可能性はある。ローカルでファイルをあえて管理するメリットは、編集作業を好きなアプリケーションでできることだろう。テキストを始め、画像やOfficeファイルといった専用ソフトが必要なタイプのものも、Evernoteに埋め込んでしまうと添付ファイル扱いになってしまうが、自由に編集できる余地を残しつつ、Evernoteへのバックもできるし、ローカルファイルをDropboxディレクトリに配置すれば、バージョン管理しつつバックアップしつつ複数PCで同期という高機能な環境を構築できる。とはいえ、これだとEvernoteはファイルマネージャ止まりだし、Evernoteのエディタがこれでもかと高機能化してしまえば、すべて不要になるかもしれない。

マークアップは意外に手間で邪魔

WordPressにはWYSIWYGが備わっており、そちらも高機能ではある。が、オンライン環境が100%あるとは限らないし、ブラウザ上だとエディタの機能は限られてしまう。さらに、脳内に浮かんだとおりにマークアップしようとすると、補完機能がないとやってられない。Zen-codingは素晴らしい。が、あれは最初のひな形や後から整形するときに便利なのであって、新規文章には向いていないと思う。ましてや、文章を書いている時に文書構造は既に思い描いているが、HTMLタグがそこかしこに見えていると邪魔で仕方がない。

マークダウンは文章をあまり汚さない

そこで登場するのが、マークダウンという考え方。Wikiエンジンではおなじみの文法だ。これだと文章をあまり汚さずに、マークアップしながら文章を書くのと同じ効果を得られる。マークダウンエディタもオンラインのものから、フルスクリーンのものと、選択肢は増えてきているようだ。今は、BywordとMarkedというものを比較試用している。どちらも痒いところがある。iAWriterも気になっている。

理想はマークダウン && アウトライン && ブログ管理

今のところ、自分が求める機能をすべて持ったソフトはない。じゃあ、作れば・・・というのもありかなと思っている。他にこんなのあるよ!というのがあれば教えていただきたい。

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作者について

青森県内でソフトウェア・システム開発を行うフリーランスのプログラマー。元々は集中監視システム開発に従事。現在はウェブサイト製作・オンラインシステムの開発案件を中心に、プログラミングのスキルトレーニングや講演も行う。

TEL 0172-55-7030  FAX 0172-55-7031
10:00 - 18:00 土日祝休

恐れ入りますが、お急ぎの場合を除いて、メールにてお問い合わせください。