[読了] 「結果を出す人」はノートに何を書いているのか
posted at 2010-03-03  []

書評というより、本を読みながらノートをとるというのを試したら、思いのほか楽しかったので、その内容について残しておこうと思います。

書籍の紹介やサマリーはAmazonや書評を書いている方々に任せるとして、本を読んで自分が「おっ」と思ったことをトピックにして行きます。

ノートを記憶時間の長さで分類する

短期記憶

タスク、アイディア、緊急の要件などが主な用途。後で思い出せるキーワードとしての価値が重要。今を忘れて次のアクションにつなげるために書き留める。

中期記憶

短期記憶の断片や切り抜き、コピーなどをスクラップする。短期記憶をある程度膨らませたり、整理したものが中心となる。その他、何らかのタイミングで見返す必要のあることとして、議事録や勉強したことなども記しておく。その場合、Plan –> Do –> Seeのサイクルを前提とし、予測としてトピックを立て、それに対する検証結果や実態となる流れで記述して行く。見積と消化時間のような計測効果が望めるのと、結果的に「まとめ」となる。

長期記憶、優先度管理(スケジュール)

マンスリーで予定管理。1ヶ月単位というのが中長期の視野を持たせることになる。また、限られた枠という制約がコンパクトに情報を記述して行く習慣を作る。予定は未定。予定を編集しやすいように、何度でも貼ったり剥がしたりできる小さなラベルシールを利用する。シールをドラッグアンドドロップするという表現は言い得て妙。

スケジュール管理のこつとして、「バッファ」を作る。この日は予備日として週1回あけるということにしておく。予定外のものなどはそこで吸収する。自分の場合、打ち合わせと書類作りに時間をとられてばかりという状態が好ましくないので、作業のためにそういったミーティングや外出を一切入れない日をつくるというのは重要だと思った。

勉強したことを試す機会をタスク化する

まとめるべきは、この勉強をした後に自分が何をするか。何かの思考法や整理法などについて勉強したのであれば、それをどこで試すかをタスクにしてしまう。更にキャッチフレーズをつけることで、自分への意識付けを強める。

試す機会をタスクとして管理するというのは良いと思う。強制力は大事。自分の場合は、読んでる最中にノートを取りながら読むという取り組みをスタートしてみた。こうすると、斜め読みしてはいけないところを拾える効果があった。既存知識は読み飛ばしがちだが、文書化しようとすると、見逃しや曖昧な理解について浮き彫りになる。

セミナーは持ち帰ることを決めておく

目的を明確にしておくことでアンテナを張り、聞き逃しを無くする。講師の印象に残りたい場合は、事前に講師について情報を収集し、講師が求めている情報について質問をするのが効果的。

何かあるかもしれないという「期待」でセミナーに参加は確かに漫然と聞いてしまうと思う。自分が決めたテーマと違った内容であれば、それはそれで比較検討にもなりうる。そういった前提の決め打ちもいいかもしれない。また、講師が求めている情報というのは、つまり共通の話題を得るチャンスであるということ。

ビジュアルイメージをタグにする

ノートをスキャンして管理するときのタグにビジュアルイメージとする。時系列とイメージの方が内容よりも思い出しやすくなる。他にはページ数を最もさいたコンテンツをタグとする。

ノートは連番で管理しがちだが、ハッシュとして管理するのが良いと解釈した。試しにノートに名前をつけてみたが、しっくりきている。またタグ管理のアプローチとして、情報量と密度を用いるのは確かに有効だと思う。ある短い期間中に集中した出現したもの、長期で特定のタイミングで現れるものを抽出などといったものは、様々な検索サービスで活用されている。自分が整理した情報についても、そういう集約の仕方を応用してみるのはいいかもしれない。

読後感想

著者はノートつまり紙というデバイスの長所を何度も繰り返し訴えるが、デジタルデバイスとの棲み分けがはっきりしていて、自分が扱っている情報の性質を的確に捉えていると感じた。個人的にはいわゆるライフハックという行為をどのデバイスでやるかは生活様式次第だと考えていて、「このテクニックは自分だとこのデバイスで済ませられるな」などといった比較検討をしながら読み進める過程は楽しいものであった。

情報集約ツールを考案しているが、改めて自分が扱っている情報の種類、それぞれの特徴をマインドマップで書き出そうとすると、うまく説明しきれないものがある。これらを理解し応用方法を考えることがまず先決だと感じている。

最近はデジタル化の手間を省くためにノートPCで議事録などを記録するようにしていたが、情報整理の方法を突き詰めるという意味で、改めてノートでの記録に戻ってみた。まだまだ改善の余地は大ありだ。白紙という自由は、これほどまでに自分を楽しく悩ませるものかと思えた。

もともと文房具も好きで色々試していて、文中で紹介されているノートを始めとした文房具を、さっそく文具屋で片っぱしから手に取ってみた。この中で、また合う合わないがあり、ネットでの情報を見たときに良さそうと思ったものが、実物を見るとそうでなかったりと、これもまた楽しい。

文房具で何か、ひとネタ書いてみようと思う。

Evernoteで情報整理 WDHA023に参加してきました。
posted at 2010-02-25  [ ]

WDHA#023に参加してきました。Evernoteで情報整理というテーマで話しつつ、生産性を高めるために最近試してみている方法やツールについても話しました。

忘れることで効率を上げる

Evernoteの素晴らしさや使い方については割愛しますが、何でもノートとして残すという使い方は、知識労働において大きな補助となってくれます。

まず情報過多の状態で、様々なことを記憶しておこうとすると、あっという間にオーバーフローを起こし、判断を誤る元になるというのは多くの人が実感していることと思います。「とりあえず残しておく」「後から見返す」という前提で、Evernoteにノートとして残したものを、記憶から外すことができるというのが最大のメリットだと感じています。

かといって、何でも残していいものではないのだなということも分かってきました。Evernoteさえ見れば安心という状態にしたかったので、ブックマークも移行しようとしたのですが、ここで問題がありました。

Evernoteで残すべきは静的な情報

動的に変更される、つまり情報が更新されて行くものについては、結局のところ現サイトを訪問しなくてはならないので、わざわざEvernteからだと手数が多くなるということです。ましてや、ブラウザを使用して、ネットワークにつながって初めて手に入れられる情報はさらに相性が悪いと感じました。

そこで、コラムやサンプルコードなど、更新されることが(ほぼ)ない情報で手元に残したいものだけをEvernoteで保存するようにしました。つまりスクラップブックとして使うということです。こうすることで、いつサイトが閉鎖して情報が得られなくなるか分からない、というブックマークゆえの不安は解消できました。

また参考にしたいWEBサイトのスクリーンショットも同様にEvernoteで残しておけるようになったのは、個人的に嬉しいことの1つでした。

ノートブックで管理する?タグで管理する?

ノートブックはいわゆるディレクトリです。これでノートを分類して行くと、慣れ親しんだ使い方にはなりますが、ノートブックをまたいで探したり、どのノートブックでも見つかるようにというのは望めません。

タグで管理すると、上記の問題は解決しますが、ルールなくつけてしまうとタグ自体を整理することに追われる可能性があります。おそらくは、ノートブック管理とタグ管理のハイブリッドが良いとは思います。

WDHAで発表した時点では、ひとつのノートブックにすべての情報を入れ、タグで管理するというものでしたが、Evernoteクライアントのパフォーマンスを低下させてしまうので、ある程度のノートブック分類をした方が快適さを保てそうです。

そこで、今はノートブックをInbox(テンポラリ、未整理)、Project(プロジェクトに関する資料)、NameCard(名刺)と大きく分けてみました。整理し終わり保存しておきたいものはArchiveに入れてしまいます。今は、記憶時間の長さで分けようかなと考えています。後回しにしているもの、その内(1ヶ月以上先)にやりたいことなど。

今後の鍵はツールの使い分け

情報整理を始めて見ると、自分が抱えている情報の性質について見直すきっかけになりました。思いの外、大事と思っていたものにも無駄が多く、静的なのか動的なのか?といった分類を始めると、どのツールにどういった情報を集約しておくべきか?というのが課題として見えてきています。「こんな時はここを見れば大丈夫」という安心感を作り、なおかつ、「ここ」という選択肢は少ない方が良いようです。ただ、1つでなんでも管理は難しいので、自分の行動範囲とPC環境を考慮してツールを選ぶ必要があります。今度はEvernote以外のツールをどう使うか、Evernoteとの棲み分けはどうするかについても、まとまったら書いてみようと思います。

個人力を高める6つのメソッド WDHA #022 New Year Special
posted at 2010-02-08  [ ]

今年最初のWDHAは森田雄さんをゲストに迎え、特別版として開催されました。地元からの対バンという形で指名を受け、僭越ながらスピーカーを担当です。

事前に、チームマネジメントに関する内容を森田さんは発表するつもりだと伺い、であれば新年1発目だし、個人事業主として活動してきた経験の棚卸しにしようと考え、タイトルの内容としました。

個人というより、私の場合はクライアントとの折衝から開発・保守までを一通りこなすことになりますし、そのような関わり方を自分のスタイルとしています。会社員として働いた時期もありますが、独立してからは特に環境の違いを比較できるようになりました。その上で自分なりの思考法であったり、行動指針を6つにまとめてみたのが今回の内容です。

これといって目から鱗のような話ではないと思いますが、聞きに来てくれた人たちが、明日から前向きな気持ちで働くことができるようにというテーマで内容を練りました。

見方を変えて考える

これから登場するメソッドのベースとなる行動指針です。問題をソフトウェアで解決するというのが私の主な仕事ですが、そのアプローチは千差万別で、これが正解というのは常にありません。つまり一方向からだけ問題を見ていても、選択肢は少なく、より良い方法に気づかずに終わります。自身の視点を変え、仮想的に立場を入れ替えて想像する力というのは、様々な場所で役立ちます。

浅く広く学ぶ

以前、専門と専業は違うというテーマについて書きました。
おそらく職人芸というものに憧れる人は多いと思うのですが、一朝一夕でその領域に辿りつけるわけではありません。何かを深めるという過程に置いて、成長を実感できない、思うように習得できないという行き詰まりを感じることがあると思います。その時に必要なのは、周辺知識の習得、基礎知識の見直しなどによる地盤固めです。

ひとつの穴を掘り続けると、いずれ掘り返した土が自分に降り注ぎます。深く掘り進むためには、掘り返した土をよけておく広いスペースが必要です。

手を動かし続ける

頭で解っているつもりでも、実地では予想と違う結果というのはよくあるケースです。来るべき時に備え、ほんの少しでも自分の手で動かす、作るという行為を続けることは、大きなリターンと発想につながります。

そして、手を動かして学んだものは、不思議と忘れません。特にものづくりの現場に置いて、管理職であろうが、社長であろうが、良し悪しを判断して実行するためには、自分の手で確認するという行為なくして最適解は選べないと思います。

過去を現在へつなげる

過去は財産です。もしあなたに過去の失敗があったとして、後悔したまま、失敗の状態で放置しているのであれば、それが失敗です。 過去は取り返せませんが、どこかで役立てよう、活かそうと頭の片隅に とどめておけば、日の目をみる時が来るでしょう。

そのためには、過去の経験を定期的に振り返り、教訓を現在へ適用するというのは効果があります。過去あっての現在であり、過去を分析し、現在できることを積み重ねることで将来につながると考えれば、過去の失敗も見つめ直しやすくなると思います。

風通しを良くする

似た境遇の人間に仲間意識を持ち、そこからできるコミュニティは様々な活力を与えてくれます。しかし、新しいアイディアや発見が生まれるのは、自分が日々過ごす領域の外と交わる時ということがよくあります。

自分と違う業種の人との交流や、違う発想や視点を持った人の考えや意見は宝の山です。そういった機会を大事にし、積極的に取り入れ、歩み寄ることは後々の発展につながります。

パートナーになる

個人に焦点をあてようとするほど、その背景には多くの人との関わりが見えてきます。分かりやすい例で言えばクライアントになります。 契約の主従関係は現実問題ありますが、それでもパートナーのように振舞うというのが良好な結果を残すために肝要だと思います。 アドバイザーであり、実現者であり、片腕であり。そういった人が、今、求められている人材像だと感じています。

どれかできれば良いというものでもなく、6つのメソッドはそれぞれが相互関係にあると 自分では実感しています。この先、新たにメソッドが追加されるのか、何かに集約されるのか、それはわかりませんが、しばらくはこの行動指針で活動して行くと思います。

第2回 Webマーケティングセミナーに参加しました
posted at 2009-10-03  

10/2(金) 青森国際ホテルで青森県庁主催のWebマーケティングセミナーの第2回目に参加してきました。
今回の講師はdct-design代表 蝦名晶子さんInternet Strategy代表 角掛健志さんのお二人。

特に角掛さんとはCSS-Nite in Aomori 2009以来で、色々な意味で相変わらずのようで安心しました。
それぞれの内容について概要と雑感を。

第1部 設置方法、見方、活用方法等がわかる『アクセス解析のキホン:ユーザの動向を知る!』
講演者:蝦名さん

概要:

アクセス解析の必須ツールであるGoogle Analyticsの設置、利用方法を具体的に紹介。
サンプルとして青森県庁のアクセス分析の結果を利用。
製作発注者、Web管理者向けに基本的なGoogle Analyticsの使い方、アクセス解析に置いて注目するべきポイントを解説。

雑感:

アクセス解析を使いこなしていると言える製作発注者、Web管理者はどれだけいるでしょうか?
製作者からすれば既知の内容かもしれませんが、製作者自身、Google Analyticsの導入を提案したとして、基本的な使い方だけでなく、クライアントの性質に合わせた適切な解析項目の洗い出し、運用のガイドラインを提供できているかどうか等、今一度、振り返ってみることが必要と思いました。
ページビューやユニークユーザ数といった分かりやすい項目に比べ、サイト滞在時間をはじめ、目標値の設定方法と言ったところまで、提案した製作者が指導して行かないと宝の持ち腐れになるでしょう。

的確な現状分析あってこそ次の一手が生きるという意味では、分析手法とクライアントの業態をどう結びつけるのか?結びつけてどう測定するのか?測定結果から何を導きだすのか?といった過程を製作者は分かりやすく説明できるようにならなければと思います。
自分も見直しが必要です。

第2部 サイトリニューアルは利益を追求する!
講演者:角掛さん

概要:

サイトリニューアルの定義と進める上でのポイントについて解説。
参加者に向けて事例を利用してのワークショップを行い、グループごとに結果を発表。
それに対する評価と実際のリニューアル結果を公開、解説。

雑感:

CSS-Nite in Aomori 2009でのセッションでは、リニューアルの持って行き方として、そんなアプローチも考えられるのかと、いつの間にか自分の凝り固まっていた考え方をほぐされる感覚でした。今回もそれを期待していましたが、予想よりずっと楽しく、のめり込むことができました。

目的の達成が大事なのであって、手段のために目的を選んではならないというのは、その通りだと思います。
また、リニューアルという言葉の定義は「問題の解決」であるとしたのは共感できました。全面的なデザイン、コンテンツの入れ替えをリニューアルと捉えるのではなく、マイナス要素となっているポイントを的確に解決すること、少し改善して、また計測して、分析してまた改善してというサイクルを繰り返すのだという話は、システム開発も一緒だと思うばかりでした。

個人的に印象に残ったのは、報酬についての考え方です。時間給などで考えるのではなく、発生する作業を投資と考え、回収する利益から適切な金額を導きだすというアプローチです。システム開発の業界で人月という悪しき習慣が有るのですが、結局の所、自分たちの開発内容についてその投資効果と、システム導入先においてどれだけの利益をあげることになるのか、計測できていないために人月という時給計算もどきのどんぶり勘定になっているのだと再確認させられました。

日々の業務から、どれだけのコストが発生し、システムでどれだけ「儲けさせられるのか?」という側面をおざなりにしてきた報いなのだろうと思います。計測作業というのは思いのほか大事で、組織の大小に関わらず、日々の計測ができている組織は少ないと思います。個人も然り。
今後のクライアントとの折衝で、そういった視点を押さえて行きたいですね。

今回のワークショップは、角掛さん曰く「相当いじわる」ということでしたが、蓋をあけてみると思いのほか角掛さんの答えと近いものが多く、角掛さん自身も驚かれたようでした。
といっても、お題に対する現状分析が非常に的確なものなので、考える側も取っ付きやすかったというのが本当だと思います。
要求の聞き取り精度が高いかどうかでその後は決まってしまうので、そういう意味では角掛さんの手の平の上だったかと。
角掛さんは「企画」という言い方、私は「要件」という言い方をしますが、どちらも本質は一緒です。

改めて自分が今後、学ぶべき知識の指標もできたので、非常に有意義でした。

CSS Nite in Aomori 2009 で発表してきました
posted at 2009-04-30  []

まずは皆様お疲れさまでした。恒例のイベントとなってきましたが、まさか自分が発表することになると思っていなかったので、貴重な機会をいただいて感謝しています。

使ったスライドとか

雑感

今更ながらJSRubyを使ってみたんだけどという内容だったのですが、みんなでRuby勉強会@青森に来てみませんか?という前フリでした。HotRubyに興味をもっております。

というのも前フリで、本題は異業種交流をもっとしましょうというのが言いたいことでした。業務知識でも何でもいいので、様々な知識や情報を交換、共有したいというのが切にあります。Give & Takeでそれぞれのビジネスに活かして行きたいと思っています。楽しんで仕事ができるというか、仕事すら道楽にできたら最高だよねと思っています。

そもそも、CSS Niteは敷居をさげて多様な方々にWEBの世界やそこで活躍している人の様子を伝える場と捉えているので、変なことやってる奴がいるなと思ってもらいたいと考えました。「おもしろい」というモチベーションは大事だという裏テーマが伝わるとなお嬉しいですね。

他に思ったことは、アクセシビリティという言葉が現れて久しい中、実際に音声ブラウザなどを利用してOS操作から何から実演で見ることができたのは非常に参考になりました。それを掘り下げて、考察をまた書いて行きたいと考えています。

今後について

とりあえず、交流会にそういう自分が足を運べない時期もあったので、もっとアクティブにしていこうと画策中です。初心者向けにという状況が多かったのですが、それによって基礎固めの機会に恵まれたことが資産になりました。次は自分が突き抜けて行くターンですかね。
今年はただ作るというのではなくて「クライアントが本当に欲しいもの」について精度を上げて行く取り組みを考えたいというのがテーマです。個人だと形式化が弱いので、そこらを重点的に。

目的の共有、要求の精査というものについてヒューマンスキル任せになりがちな反省が有るので、その視覚化とツール化に取り組んでいこうかなと。今のところはクライアントと直接交渉できる場合に限りですけど。そういうフィードバックを勉強会でも発信できたらと思います。

WHDAレギュラーミーティング#004いってきました
posted at 2008-06-27  [ ]

6/21にWDHAレギュラーミーティング#004が開催されました。前回に引き続き、また発表をさせてもらいました。

  • ワークショップ+座談会+和室これ最強
  • 懇親会への会場移動がないと発表中のテンションのまま話せて盛り上がる
  • 今後は学校や他コミュニティと合同で開催してみる

第1部は私で「UI設計の基礎トレ」と題して発表しました。ここのところ「自覚的デザインシリーズ」と称してUIについて当たり前と思っていることを自分なりに考えてみているのですが、現段階での結論についてと、まだブログ上では踏み込んでいないところについても話しました。
IWDDで話した内容とフィードバックを交えつつですが、各UIの実例のラベルづけをもう少し考えたいなと思うところ。

また、SKK情報ビジネス専門学校から参加されていた方から、「学生相手にやってみない?」とのお声。WEBデザインやプログラマ向けのコースの授業でと。であれば尚更、このスライドは練りこんでいく必要がありますね。

というわけでSlideShare初体験。やっぱりいいですねこのサービス。(スライド下のViewのリンク先からダウンロードできます)

スライドでの発表後に、この内容を踏まえてワークショップ形式でサイトデザインをしました。流れとしては、

  1. 要件説明。今回はWDHAのサイトをデザインすると仮定。
  2. WDHAのサイトに最も重要だと思うことを、コンテンツ・機能・ビジュアルについてそれぞれ1行で書く
  3. ワイヤーフレームを書く
  4. 自分のデザインの根拠を3行で書く
  5. グループ分け(2つ)
  6. グループ内でそれぞれの意見を持ち寄ってデザイン
  7. お互いにプレゼンする

実は最初の要件で大きな縛りを設けていました。予算がないので1ページに収める。無茶苦茶かもしれませんが、そのぐらいの制約があった方が良いアイディアも出るというものです。
そんな制約お構いなしにビジュアル重視で作りこむグループと制約を守って機能重視で作りこむグループと対照的な結果になったのは良かったと思います。

ビジュアル重視のグループは、アンカーリンクで1ページに収める手法をとり、アンカーリンク移動の煩わしさを船のイカリが下りていく動きになぞらえることで移動の様子に意味を持たせようとアプローチ。
機能重視のグループはAjaxによってページ遷移をなくすることで、1ページに収めたように見せかける手法を取っていました。

それぞれの成果物とメンバ構成を見てわかったのは、プログラマの存在でアプローチが変わってくるようです。プログラマが入ると、どっかでCGIが動いていることが前提になっているように見受けられます。
WDHAは業種が割とWEBデザイナ多めに偏っているので、制約を練りこんで、わざと偏ったメンバでワークショップを行った方が、おもしろい成果が出そうです。

第2部はOQUGAR-DESIGNさんによるWordPress入門でした。実際のソースを交えながら、テンプレートの使い方や実際に使った時のはまり所などについて。
個人的にWordPressは非常によくできてるなと思いますし、いざとなったらPHPでゴリゴリしちゃえばいいし(邪道)という逃げ道があるので好きです。

あとはOQUGARさんから、うまく動かないのですがこれはどう書けば?という話が出たので、その場で修正。無料です。

会の最後に、今後のWDHAの方向性について話していたのですが、県内の専門学校などを開催場所にして、学生を交えつつやってみるとか、岩手・秋田と合同でやってみるか?とか、活動範囲が広がっていきそうです。
実は東北という単位でみると、こういったコミュニティが多いのだとか。コミュニティを越えて設計合宿やったりして、自分たちで何かサービスを立ち上げたりするところまで行きたいというのは個人的に考えているところです。

話は変わりますが、Ruby勉強会@青森を開催しよう!ということで水面下で進行中です。
RubyKaigi2008やRejectKaigi2008が開催され盛り上がりを見せているRubyですが、青森にもその波が。業務でRubyもRailsも使っている者として、新たな出会いや情報がありそうで楽しみです。

といいつつ、Google App EngineでDjangoにひかれてて、とりあえず仮サービス立ち上げたいし、そっちもいいよなとか思ったり。勉強したいことが溢れるほどあるというのは幸せなことですね。

お仕事の道具を晒してみる
posted at 2008-06-19  []

最近、ひたすら頭フル回転でエントリ書いてたので、ちょっと箸休め的なものにしました。自分の思考をまとめるためとはいえ、脳みそが焦げ付きそう。

最近、GTDの考え方をもっと取り入れて行こうと思ったのをきっかけに、身の回りの道具を見直してみました。
私はスーツの時とカジュアルの時で持ち歩く鞄を変えていて、カジュアルの時に使う鞄は軽くていいのですが、収納力がかなり低い・・・けど、見た目以上の収納力と軽さが気に入ってまして。欠点はスーツに似合わないことぐらい。

持ち歩くのは基本的にmacbookと筆記用具とかメモをすぐに取れるA4用紙とかアイディア帳とか、意外と小物が多いんですよね。すると、鞄を使い分けると道具を集約してないがために面倒なことに・・・

というわけで、ブリーフケースを購入。これが良い!基本的な道具は全部ここに入ってるからいいやと、どこにおいたっけ?とかがなくなってスッキリ。大きさもたっぷりだし、中身が見えて道具を取り出しやすいしと、個人的にかなり気に入ってます。

これが350円ぐらいで買えたのだから、すごくコストパフォーマンスいいなと。それと、ついでにインデックス付きのクリアファイルも350円ほどで購入して、そのブリーフケースに入れてます。これも便利!最後尾には白紙のA4用紙入れて、打ち合わせで絵を描きながら進めたい時には重宝するし、ファイリングもできて一石二鳥。

いまさらバブルマップを実践してみた感想
posted at 2008-05-30  [ ]

バブルマップといえば、Lifehack.orgでも紹介されたTODO管理の方法です。ストレスの度合をバブルで表現するというユニークな手法で、マインドマップを元に考案されたようです。私自身、マインドマップ自体は社員教育の一環で5~6年ほど前に勉強して、実際にプロジェクトやミーティングで使用していました。

おもしろそうだと思い、実際にバブルマップを実践してみたところ、進捗を表すため部分的に消したり、TODOを消化して一気に消したりすると、落ちものパズルゲームで一気にブロックを消した時のような爽快感があって非常におもしろいです。このバブルを消すのが趣味になりそうな楽しさがあります。

バブルマップを分析してみる

手書きでやりだすと、課題も見えてきました。バブルマップはストレスを大きさという軸で表現することと、部分削除で進捗を表す方法でガントチャート的な意味合いを持たせることに成功しています。
ですが、手書きの場合ではアラートがないんですよね。つまり、「今日のTODO」というとらえ方をするのであれば、今日中に終わっているかどうかという時間の軸があるともっといいのだろうなと思いました。

おさらいします。バブルマップを構成する軸は以下のとおりです。

  • ストレス
  • 達成度(進捗)
  • 時間 < 個人的に追加したい軸

時間という軸は、常時監視して何かの動きを持たせること – つまりタイマーの役割が必要ですが人間には無理です。せめて、思い出した時に時間の経過が一目でわかればましかなと思います。

バブルマップアプリの仕様を考えてみる

こうなると話は想像できると思いますが、アプリケーションにしてしまえばいいわけですね。タイマーの役割をプログラムにさせるのが適材適所でしょう。また、こういった常時監視で、TODO消化というトリガーごとに確認するとなると、ウィジェットがいいと思います。贅沢をいえば、世のTODO管理プログラムとかスケジューラと連動させたいですね。

私だと以下のようなイメージで考えてみました。

  • 1日の就業時間を決めておく(デフォルトは9:00 – 18:00?)
  • 何もないところでマウス左ボタンを押し続けるとバブルが出現(上にふわふわ浮きだす)
  • ボタンを押した長さでバブルの大きさ(ストレス)が決まる
  • バブルをダブルクリックして内容と心の優先度を入力
  • 時間経過とともにバブルが下に落ちていく
  • TODOが進んだ場合は、バブルをダブルクリックして、スライドで消化率を設定
  • 消化率が増加するとバブルが円グラフのように塗りつぶされる(大きさ収縮がいいか?)
  • TODOを達成した場合はバブル上でcommand + クリックなどの特殊入力ででバブルがパン!と破裂
  • バブルの大きさが小さいほど、優先度が低いほど、落下速度は速くなる(明日に持ち越してもいい場合が多い)
  • 就業時間内に終わらなかった(地面に落ちた)バブルは下で固形化する
  • 「翌日に持ち越す」を実行すると、残ったTODOが全てバブル化してまた上に浮上(消化率などは維持)

ざっとこんなところでしょうか。誰か作ってくれないかなー・・・と思ったら自分で作れってことでしょうね。

WDHAレギュラーミーティング#003いってきました その2
posted at 2008-05-21  []

その1はこちら

前回はその1ということで、自分が担当した第1部についてでした。今回は第2部についてです。
第2部は「サイト考察的WEBマーケティング術」というテーマでした。

要約としては、WEBサイト製作プロセスにマーケティングの世界では基本とされている法則を取り入れて、サイトコンセプト設定や企画・設計の足掛かりとするという内容です。また、サイトパターンをカテゴライズして、それぞれについて考慮すべきポイントを具体的にあげていました。

個人的には「ABC分析」しか単語を知らなかったのですが・・・それはそれとして、「50の質問」というのもおもしろかったですね。マーケティングを通じて、あなたはどういう仕事のしかたをしていますか?という自己分析を勧める内容が興味深いところでした。他に個人的になるほどと思ったのは、

  1. マーケティングの法則は「公理」である
  2. 各法則の内容はシステム設計の考慮すべきことと本質は一緒

1.について話を伺ったのですが、マーケティングの世界は、統計学などを利用して導き出された法則なのだろうと思っていたら、天下り的に「そういうもんだ」と言われている法則が多いのだそうです。そもそも、提唱者がそういうアプローチで広めているのだとか。

システム設計者のアプローチは「定理」というか、要件という各条件から毎回のように結論を導き出すことが仕事のひとつだと思っているので、経験則的に裏付けをとれる、結論を予測できるというのならまだしも・・・なんで?と思った場合には後付けで根拠をとっていくのですかね。勉強不足です。

2.は自分の解釈だとデザインパターンとしての存在価値があると思いました。
自分たちが設計するときに考えていることを、「マーケティング」という切り口で進めると、こういう言葉で説明するんだなと。

各マーケティングの法則は、結局はユーザビリティやページフロー、視線誘導まで落とし込むための足掛かりであって、それに法則という形で呼び名があれば、クライアントへの説明の材料となり、製作指針として容易に共有できると思います。共通ラベルがあるというのは、意思疎通をはかるには確かに便利ですし。

マーケティングそのものというより、自分の中に体系だってある、システム設計における原理や経験則をマーケティングという考え方とマッピングさせれば、また新しい結論やアイディアが生まれそうなので興味が持てました。どういう本がいいんでしょうね?最初の1冊って大事です。

そんなこんなで、WDHAは無事に終わりました。渾身会(このネーミング好きです)では、WDHAの今後の方向性や、見積もりの考え方といった具体的な話まで出たり、楽しいものでした。
WDHAはもともと、岩手で毎月第2土曜に開催されている、IWDDに倣う形で始まったそうで。今度はそちらにも行ってみたい・・・発表したいネタはまだまだあるので、今後もWDHA盛り上げていきたいところです。

その1はこちら

WDHAレギュラーミーティング#003いってきました その1
posted at 2008-05-19  []

WDHAレギュラーミーティング#003が無事に終了しました。

第1部を私が担当し、第2部はdct-designの蝦名さんが担当されました。
私のテーマは「実学 現場のワークフロー」ということで、いわゆるクライアントとデザイナ、プログラマとデザイナが製作過程において、すれ違う理由というところにフォーカスをあてつつ話させてもらいました。

座談会のように気軽な意見交換を目指したのですが、私の進行が走ってしまったがために・・・。次回に課題を残しつつも、現場の生の声を引き出すという目論見は達成できたので、その中で出たトピックを1つ上げます。

  • デザイナとプログラマの役割はどこで線引きをするのか?

デザイナとプログラマの分業を進めるためにも、ペーパープロトタイピングなどを利用して情報共有を視覚化していく方がいいという意見を出したところ、上記のような質問が出ました。
質問された方は、元々コーダとしてスタートし、実装からのアプローチをしていくので、チームで製作する場合に営業やデザイナとの擦れ違い、イメージのずれが発生しがちだとのこと。

私はプログラマの立場からでしたが、線引きはないと話しました。
分業化が当然になっている現状と矛盾すると思うかもしれませんが、あくまで得意分野を生かすように分担するのであって、責任範囲を狭める意味ではないと考えています。
プログラマという立場であっても、あくまで要件を、ユーザの欲求を満たすサービスを実現するためですから、レイアウトだけでなく、配色から何から、ありとあらゆる要素に口を出しますし、一緒に考えますよ。自分たちの得意分野から解決策を提示していきますよ。というのが私にとっての分業です。

私の場合、案件の区切りがあるごとに反省会を行ったり、クライアントとの打ち合わせ後は、作業的な話だけでなく、クライアントがどういう方だったか、それを踏まえて今後の出方を話し合うのが当たり前になっています。それに対し、質問された方は、作業に関する事務的なやり取りが中心になっているとか。

詰まる所、技術力はどれほど高くとも、日頃から情報共有をする土台、率直に意見交換できる信頼関係に基づいたコミュニケーションなくしては、製作は立ち行かなくなる。ということなのでしょう。
「デザインする」というと、ユーザに対してどのように情報を伝えるか?という外的な視点で考えがちになりますが、ワークフローという視点から考えれば、クライアントと製作側、または製作者の間といった内的な視点で、コミュニケーション方法、製作プロセスのデザインを同時に考えていくことも更に必要になると思いました。

その2へ続く

WDHAレギュラーミーティング#003いってきます
posted at 2008-05-16  []

先ほど帰ってきました。パソコンスクールの講師をさせてもらってるのですが、肉体労働と言っても過言ではないですね・・・人にものを教えるレベルではないと思ってますが、教えることで学ばせてもらってます。

さて、明日はWDHA レギュラーミーティング #003にいってきます。
私は第1部で発表する側なのですが、テーマは「実学 現場のワークフロー」。

最初はSVNをWEBデザイナーも使いましょうといったテーマになる予定でしたが、途中で気が変わりまして。
「SVN導入する前にできることあるでしょ?」と思い、変更しました。

CSS-Nite in AOMORIに参加して、ビジネスアーキテクツの森田雄さんに、日頃の思ってることをありったけぶつけさせてもらって、色々と自分の中で確信をもつこともありました。(すべての質問に余すことなく、本音で答えてもらって、とてもためになりましたし、楽しかったです。ありがとうございます。)
何で作るとかWEB標準とかの前に、クライアント相手に、もしくはデザイナ同士が、何を考え遂行すべきなのか?を考えていくと、ワークフローの未成熟さの改善が先だ。と結論が出ました。
かといって、抽象論からいきなり入っても、参加者の求める内容やバックグラウンドはまちまちなので、今までの実体験をベースにした座談会形式で「あれは大変だったよなー」といった雰囲気で意見交換したいと思います。
重い話を明るく話すって大事だと思うんですよね。

で、上記のテーマです。WDHAのサイトでも、ここでも資料やフィードバックは公開していくつもりです。
というかすでに準備してあります。

#今日の寄り道
keynote買うことにした(今更。keynoteプロトタイピングってどうなんだろ?

メインはWindowsだけど、今日はMacBookでマウスなしでどこまで使えるか試してみた。ストレスが思うほどなかった。マウスなしでストレスがここまで少ないUI設計は素晴らしい・・・。
2本指タッチで縦スクロールをトラックパッドのデファクトにして欲しい。あと、マイティマウスで1ボタンやめたのだから、トラックパッドも1ボタンじゃなくすれば、もっと使いやすいのにと思う。
あと、Exposeのショートカットは、あ、ちゃんと記事にしよう。

Hello World
posted at 2008-05-14  

2008/02に個人事業としてスタートして以来、ようやくドメインを取得しました。

この時代、一番最初にやることだろ?と言われてしまいそうですが、得てして自分のことというのは後回しになりがちです。
「怠け」という一言で片づけておきたいと思います。

サイト開設にあたって、何を発信するのか?何で作るのか?
などを考えてみましたが、

・個人活動(生活を含む)の内容はコンテンツとして成り立つ
・一度、WordPressをちゃんと使ってみたい
・開発工程は人に見せるべき

あたりを根拠に、あえて素の状態で立ち上げました。
ここから、設計やらビジュアルやらをセルフプロトタイピングしていこうと思います。

#今日の寄り道
・長谷川恭久さんのInflame Castingを流しながら作業してみる
・iWorkの購入を真剣に考える
・MacBook用のDVI to VGAを発注する