ビジネスモデルを考える時に役立つかもしれない1つの仮説
2011.01 31

前回、好意と義務の境目についてエントリを書きました。今回はそこからビジネスモデルを考えるときにつなげられる要素がないかを考えてみます。 途絶えないビジネスの要素は何か? 自分にとって、ビジネスモデルを考えていくときに大事 […]

前回、好意と義務の境目についてエントリを書きました。今回はそこからビジネスモデルを考えるときにつなげられる要素がないかを考えてみます。

途絶えないビジネスの要素は何か?

自分にとって、ビジネスモデルを考えていくときに大事なのは「細く長く続く」ことです。
定義としては、「薄利だが、需要が半永久的であるため、ビジネスドメインの選定と品質向上を継続できれば収益は途絶えない」と考えています。
最大利益を追求するというよりも、「食べていけるだけ稼ぐ」というニュアンスが強い想定です。
これは、ベーシックインカムを構築するという目論見には特に重要です。

競争率が高い市場はそれだけ途絶えにくい

流行によるマーケットの一時的な拡大縮小はあるにせよ、長い目で見れば「途切れない」ことが重要です。
その最たるものは、「衣食住」というライフラインそのものにビジネスを展開することでしょう。これは生命活動に関わるところだからでしょうが、中には長年の文化形成によって必需と化したものも対象になります。

しかし、競合も多く薄利多売であることも多く、仕入れから製造、販売までをすべて自社でおこなう大手には、価格と品質ともに勝てません。ターゲットの選定やサービスの提供方法で突出することが求められます。

ここで例にとるのは結婚式です。いわゆる冠婚葬祭というものは文化ですが、途切れないマーケットのひとつだと考えています。
一般的に人生の一大イベントとして考えられるので、主催者側も独自性や費用対効果を吟味する傾向がありますし、
地域差もあるためターゲット選定次第では入り込める余地があります。
低価格という切り口ですと、専門学校生による結婚式、県民共済を利用したコスト削減など、時代の流れと一致してニーズを満たす例もあります。

日本のビジネスモデルの特徴として、海外発祥のビジネスモデルを「和訳」して、普段からIT方面の動向にアンテナを張っていないユーザをターゲットに提供するという形態があります。
これに対し、新しい技術を生み出せていないことに警鐘を鳴らす声もあります。しかし、歴史を振り返ってみると、模倣・和訳から始まって、品質を上げる努力を続けるうちに本家を超えた、というのが日本の特徴でもあります。
私が住む青森県では、「海外」が「都心」に置き換わります。ただ、これは息切れが早いことが多く、発起人が次から次へと新しいアイディアを生み、スクラップアンドビルドを続けられる気質と、スタッフとの信頼関係が必要不可欠です。これだと最初に述べた継続性はあまり望めません。

ニーズの発生源を見極める

結局のところ、人間を相手に商売をするならば、根源的な欲求から何らかのニーズが発生します。ビジネスモデルを考える時に大事なのは、その欲求がどういうルートを辿っているかを把握し、その間に立つことだと思います。
そして、その欲求がどういう感情から発生しているのかを把握することが大事です。中でも好意という感情は便乗しやすいもので、多くの集客効果をもたらす可能性があります。

人間の感情という切り口から分析する

ビジネスのヒントは、あまりに一般化して疑問を持っていない事象にこそあり、その事象の発生源を歴史ではなく、人の感情という切り口から分析することで、さらに市場価値が見えてくるだろうと考えています。
これは常習化しているものを見直す際のヒントにもなると思います。人は感情の生き物であり、感情は欲求と密接につながっています。中でも自身の意欲を増進する感情、他人を巻き込むことができる感情をビジネスモデルの要素と捉えてみると、何かアイディアが生まれるかもしれません。

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作者について

青森県内でソフトウェア・システム開発を行うフリーランスのプログラマー。元々は集中監視システム開発に従事。現在はウェブサイト製作・オンラインシステムの開発案件を中心に、プログラミングのスキルトレーニングや講演も行う。

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